森林は、木材生産だけでなく、豊かな水源を育み、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を
防ぐ働きなど私たちの暮らしに欠かせない、重要な機能を有しています。しかしながら、
近年では林業の採算性や山村の過疎化などにより手入れが行き届かず、森林の機能が
弱まっています。
地球温暖化や大気汚染といった地球規模の環境問題への関心が高まりつつある中で、
企業のCSR活動の一環として取り組まれる『企業の森づくり』は、地球温暖化防止や生物
多様性保全に加えて、社員の環境教育・福利厚生・地域交流を通した地域社会への貢
献、間伐材などの地域材の利用を通したグリーン調達や新たな環境配慮商品の開発な
ど、さまざまな形態に広がりを見せています。